コラム COLUMN
フッ素がなぜ虫歯予防に効くのか知っていますか?
皆さんこんにちは。
SASAKI DENTAL OFFICE 大丸須磨院です。
ここ十数年で、フッ化物が配合された歯磨き粉は広く普及するようになりました。
おそらく、薬局やドラッグストアなどで、フッ化物が配合されていない歯磨き粉を探す方が難しくなっていることでしょう。
ですから皆さんも意識しているかどうかに関わらず、毎日虫歯予防にフッ素を活用しているのです。
ただ、実際にフッ素がどのようなメカニズムで虫歯予防に貢献しているのかはわかりにくいですよね。
フッ素による虫歯予防効果について説明してくださいと言われたら、「フッ素で歯が強くなるから」と答える人は多いと思います。
実際その通りなのですが、さらに具体的に説明すると、フッ素を歯に作用させると「フルオロアパタイト」と呼ばれる特別な構造が作られます。
これはもともとの歯にはない構造で、虫歯菌が作り出す酸からの刺激を受けにくくなります。
虫歯の本質は「歯質が酸で溶かされる」ことなので、この現象を「歯が強くなる」と表現しても何ら間違いではないといえます。
フッ素の効果には、もうひとつ「歯の再石灰の促進」というものがあります。
これもまた難しい言葉ですが、わかりやすく表現すると「酸によって溶けた歯質を修復する作用」が再石灰化です。
再石灰化現象は、普段からお口の中で絶えず起こっており、虫歯の発生もそれによって抑えられています。
そこにフッ素を作用させることで、虫歯リスクをさらに低下させることが可能となります。
今回は、フッ素による虫歯予防効果について詳しくご説明しましたが、口腔ケアへのモチベーションアップにつながりましたでしょうか?
フッ素についてもっと詳しく知りたい、虫歯を徹底的に予防したいという方は、いつでもお気軽に当院までご連絡ください。
より詳しく、わかりやすくご説明します。スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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